2008年2月22日金曜日

ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その24


あぜ道の女王さんからのしつもんです。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)



Q: 小林大吾さんはお酒を飲まれますか?酔っ払うとどうなりますか?



ここでもときどき触れている気がするけれど、残念ながら僕は酒をのみません。100%の下戸というよりも、のまなくてもぜんぜん平気という感じですね。ことアルコールに関してはじつに燃費のよい男です。なので、ときどき思い出したようにのむことはあっても、「じゃ飲み行くか!」ということにはほとんどなりません。古川プロデューサー(FKPD)でさえ、僕がまともにお酒をのんでいるのを見たことはないはずです。

お酒にまつわるおもしろおかしいエピソードをご披露できなくてすみません。でも酔った勢いでしでかしてしまう類いの行為は、しらふでもさらりとこなせるタイプなので、ある意味ぜんぜん問題ないです。鼻息を荒くすることでもないですけど。

もちろん、というかなんというか、アンジェリカはザルです。水とのちがいがよくわからないという、化け物じみた弩級のザルです。アブサンにだけは弱いようですが、その理由を訊いてもはにかむばかりでちっとも教えてくれません。なぜでしょうね?

アンジェリカに飲みくらべで勝ったことのある唯一の人物が、甘鯛のポワレ教授です。でもこれはとちゅうでアンジェリカが勝負に飽きただけともとれるので、ほとんどただの根くらべですね。ポワレ教授は翌朝、もんじゃ焼きみたいな吐瀉物にうれしそうな顔をうずめてスヤスヤと眠っていました。こういう幸せのかたちもあるんだとしみじみ感心した記憶がありますが、僕はご免です。

ピス田さんも僕と同じであまり飲みませんが、これはどうも前職が関係しているような気がします。ほんとはすごく飲めるし好きなんだけど、むしろみずから律しているようです。博士に関しては…あんまり聞きたくないな。

そういえばこないだのベンズカフェで司会をつとめたハットリさんは、赤ワインの肴にシフォンケーキをぱくぱく食べていたけれど、酒と書いて「じんせい」と読む人々にとっては、別にこれ珍しい光景でもないんだろうか?ケーキ、ワイン、ケーキ、ワインと交互に口へ運んでました。

酔っぱらうとどうなるかなあ。あらゆる刺激に対する反応がいちじるしく低下するくらいで、眠たくなったり、しくしく泣いたり、ネクタイをはちまきにしたりすることはありません、たぶん。2次醗酵を終えたパン生地みたいにしずかなものです。

「いっしょに飲みながらドブに落ちてみたい」とメールに書いてくれましたが、そうですね、そういうお酒なら僕もよろこんでお付き合いします。それはおそらく信頼に足る、正しい飲みかたです。2次醗酵後のパン生地でよければ、ぜひお相伴させてください。ドブに落ちたときは後に落ちたほうが手を貸すと、あらかじめ決めておきましょう。

そんなあぜ道の女王さんが1票を投じてくれたのは「アンジェリカ」でした。どうもありがとう!むべなるかなという感じですね。


バミューダ 6
話咲く 5
蝸牛 3
紙屑 3
ユリイカ 3
ボート 3
アンジェリカ 2
腐草為蛍 1


それから追伸に、「 "三角バミューダの大脱走" でニュースを読む人はなぜ関西弁なのですか?ひょっとしてタカツキさんですか?」とありましたが、そのとおりです。彼はこういった、愚にもつかない客演にいつもよろこんで手を貸してくれます。そのわりにクレジットは入れるなと釘をさすことも忘れない抜け目のなさ。詩人の刻印では、3箇所にご登場いただいています。変なペルソナいっぱい持ってるんだよな。


 *


みんながお酒のために飲んでる黄色いウコンはアレ、お酒にきくウコンとはぜんぜん別物らしいですよ。気をつけて!




dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)



その25につづく!

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