2016年9月27日火曜日

清純派さえずり系アイドルをパパラッチする話


絶え間なく世代交代を繰り返す生物の世界では、ごく稀にアルビノ(albino)と呼ばれる個体が現れます。メラニン色素が先天的に欠乏しているため、余分な色を洗い流したような全身の白色が特徴です。動物園でもときおり見られるホワイトタイガーとか、メルヴィルの「白鯨」なんかも顕著な例のひとつですね。

単純に色素の問題なので、基本的にはどんな動物でもアルビノは存在します。種は関係ありません。だからというのも変だけど、町中でちゅんちゅんとさえずるスズメにも、同じようにときどきいるのです。


夏の終わりに見かけてから、「おから」と名前をつけて毎日のように観察しています。20羽くらいの群れにいて、パッと飛び立ってもすぐにわかるこの存在感はレオ・レオニの「スイミー」のようです。タイミングが遅れて後から1羽だけパタパタついていくときもあって、目が離せません。そもそもスズメを個体で識別したことがなかったから、見分けがつくというだけでもうかわいい。スズメがみんな、トサカがあるとか眼鏡をかけてるとかマスクをしてるとか、わかりやすい目印をつけてくれてたらいいのにとおもう。

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雨の日も

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2016年9月18日日曜日

「オントローロ 09」予約受付のお知らせ

とくにこれといった理由もなく8ヶ月沈黙していたことが嘘のようにどたばたと、畳みかけるようにオントローロでございます。とりわけ今回は今日と同じくうまいこと連休の中日なので夜更かしをしても翌日にひびかない、二度寝フレンドリーなスケジュールとなっております。水素水と同じくらい心と体の調子を整える、たいへんヘルシーなひとときをぜひ一度お試しくださいませ。


オントローロ 09&10 @渋谷 Flying Books
09:2016/10/09(日)
10:2016/10/23(日)※10/02より受付
open: 19:00 start: 19:30
fee: ¥2,500(1ドリンク付) 各40名

12:00になるとお申し込みが可能になります。

※「10」の受付は10月02日(日)からです。

※「09」と「10」の内容は100パーセント同じです。できればどちらか1日をお選びくださいませ。

※仮に完売となっても、何らかの事情で撤回される場合があります(というか毎回かならずひとつふたつ空きが出ます)。その際はおそらくPassMarketの表示が「チケットを申し込む」に戻りますので、ときどきチェックしてみてください。


オントローロとは「よむ(読/詠)」ことに主眼を置いた、いやたしかに置いたはずなのにともすると見当たらない、あれへんだな置いたとおもったんだけど、年のせいかどうも最近いろいろド忘れすることが多くて、そりゃもちろん置き忘れという可能性もないではないけれども、しかし本人が置いたと言っているのだからすくなくともそういうことになっている、ないなら誰かがくすねていったに相違ない、とするとあやしいのはどいつだ、む、まさかあいつか、あっ逃げやがった!ふてえやろうだ、待ちやがれ!

とまあそんな塩梅で繰り広げられるごくごく小規模なライブプロジェクトです。

お馴染みの方も初めましての方も、老いも若きも男子も女子も、またあの場所で、お目にかかれることを心から願って……!

2016年9月14日水曜日

【提出し忘れた夏休みの自由研究】おさつプリッツの2015年と2016年を比較してみた


【前回までのあらすじおさつプリッツの期間限定であることがかなしくて、もう二度と会えないかもしれないという不安から最後の1箱をいつまでも開けることができずにいたKBDG。恐れていた賞味期限がいよいよ間近に迫り、血を吐くような断腸の思いで開封しかけたとき、まばゆいばかりの光を放ちながらコンビニの陳列棚に現れたのは、夢にまでみた今年のおさつプリッツであった。


そんなわけで今年もぶじ手に入ったし、心置きなく去年のおさつプリッツを食べてしまおうと最後の1箱に手を伸ばしかけて、ふとあることに気づいたのです。

2015年

2016年

まちがい探し

「ざらめ仕立て」が「コク旨バター仕立て」に!あっ葉っぱの位置が変わって代わりにバターが!てかプリッツとざらめの位置も移動しとる



原材料にバターが加わった!

にもかかわらずカロリーが減っている……!

パッケージだけならともかく原材料まで追加されているとなると、これは食べ比べてみないわけにはいきません。思い切りがわるくてぐずぐずしていただけなのに、まさか結果として新旧のちがいを比較できる僥倖に与れようとはまったく、思いもよりませなんだ。1年放置した甲斐があったよ!

左が今年のです



見た目に関してはどういうわけか焼き目の長さが去年よりも短くなっているようです。これは何か意味があるんだろうか?

はっきりとした違いが認められるのは、食感と後味です。2016年版では歯触りが若干軽くなっています。わずかな差ですが、より砕けやすくなっているようです。また、2015年版は素朴な粉の風味とおさつ感が前面に出ていましたが、2016版では甘さと香りとおさつ感が渾然一体となっていて、後味もジェントルに感じられます。Tシャツとジーンズだった学生が、スーツ姿でより大人のふるまいを身につけたような印象です。「あざす!」「恐れ入ります」、もしくは「よっしゃっしゃっす」「よろしくお願いいたします」くらいの違いがあると言ってもよいでしょう。

それにしても、おいしさのためにただただ不断の改良を続けつつ決して成果をひけらかさない、その慎ましくも真摯な姿勢には、思わず目頭が熱くなります。振り返ってみて、じぶんはどうだろう?おさつプリッツのようになれているだろうか?目を閉じればどこか遠くから、「見習え」という一言が風に乗って聴こえてきます。何かとてもだいじなことを、おさつプリッツは教えてくれたようです。

【結論】どっちにしろおいしい。

2016年9月11日日曜日

KBDGプレゼンツ「オントローロ 09 & 10」のお知らせ

とくにこれといった理由もないまま8ヶ月ちかくうっちゃっておきながら何ごともなかったかのようにしれっと再開したささやかな独演会を終えホッと胸を撫で下ろしたのもつかの間、鼻歌まじりに夜道を歩いていると見知らぬ初老の男性からすれちがいざまにヘビー級の放屁を浴びせられ、二の句が継げず意識不明の重体に陥っていたわけですけれども、正味5日の長く苦しいリハビリの甲斐あって不死鳥のごとく現世に甦った今、しみじみと思い返さずにはいられないのです。

あれは正真正銘、文字通りのブーイングだったのだと。


しかしまあ、それくらいなら屁でもない(慣用句)し、こりずに大風呂敷をいそいそと広げてはそそくさと畳むオントローロ09&10のお知らせです。とりわけ「09」は連休の中日なので、いつもより来やすい!はず!


オントローロ 09 & 10
@渋谷 Flying Books

09:  2016/10/09(日) 予約受付 09/18 12:00〜
10:  2016/10/23(日) 予約受付 10/02 12:00〜
以下、両日とも同じ
open:19:00 start:19:30
fee ¥2,500(1ドリンク付) 各40名

※「09」と「10」の内容は100パーセント同じです。

・予約の方法は、Passmarketになります。
・予約の受付開始は「09」が 9月18日(日)の正午から、「10」が 10月02日(日)の正午からです。
・受付開始日の当日、このブログの最新エントリにリンクを貼りますので、そちらからお申し込みくださいませ。


オントローロとは、最初から最後まで僕がひとりでむにゃむにゃ何かを読んではときどきとちる、とてもたのしい独演会です(雑)。なんだか気後れして二の足を踏んでしまうとときどき言われますが、基本的には僕もふくめてみんなそんな人ばかりなので、心配はいりません。何よりその場にいる全員がKBDGを知っているという、他所ではまずありえないある種の奇跡を体験できる無二の機会です。

「こないだやったばかりじゃないか」「てかもっと早く言え」と毎回各方面から絶賛の声がやまない珠玉のひとときをあなたに!

2016年9月6日火曜日

池袋西口の二胡オブ・ザ・デッド的な話をした夜


えー、そんなわけで2016年の幕開けを飾る、通算10回目のオントローロも過日ぶじ終了いたしました。まだ始まったばかりだというのにあと四ヶ月で年が改まるのだからまったく光陰は矢の如しですけれども、ともあれおいでくださったみなさま、本当にありがとう!

今回の「07」と「08」で初披露だったのは

・コード四〇四/page cannot be found
・ダイヤモンド鉱 タケウチカズタケremix v2.0
 ・水茎と徒花/black and white
・コインランドリーの悪魔/tout-va-bien 【NEW!】

「コード四〇四」は去年も一度アカペラで演ってはいたのだけれど、ビートに乗せたバージョンは今回が初めてです。率直に言ってこれほどくたびれるリーディングは他にありません。「ライブでやることなんか絶対ないから」と気楽に考えて言葉をパンパンに詰めこんだことが今になって悔やまれます。年に1回やれればいいとおもう。

ダイヤモンド鉱のリミックスはYouTubeにアップしているバージョンではなく、タケウチカズタケ個人によるスピンオフ「Hot Water Pressure Washer」と掛け合わせたオントローロ限定バージョンです。やってみたら思いのほかぴたりとはまっていい具合だったので、たぶんまたやるとおもいます。プロデューサーイチ押し。

「コインランドリーの悪魔」はわりとストレートなリーディングでありながら、とりわけリズムに力点を置いた一編です。ビートが黒くもったりとうねるので、聞き流すだけでも腰にキます。ぜひ一度その耳でおたしかめあそばせ。

あとは夜な夜な池袋に現れる大量のゾンビと、そのかたわらで老人が雅やかに奏でる二胡の話とか、20年前の新聞の切り抜きと初代iMacの話なんかをはさみつつ、今年はそんなに暑くなかったと述懐したらサーッと音を立ててお客さんがみんな引いて戻ってこなかったりと、たいへん和やかな夜でございました。


としんみり振り返る暇もなく、次回「09」10月09日(日)、そして「10」10月23日(日)です。いくら何でも告知が遅すぎるとの尤もなお叱りには返す言葉もありません。

しかしまあそれはそれ、ついこないだ終わったことなど露も気にせず、ここはひとつ新たなきもちで、だいじなことなのでもう一度言いますがここはひとつ新たなきもちで、よろしくご検討くださいませ……!(今週末には改めて正式なアナウンスを、そしてその翌週には「09」の予約受付という流れになるはずです)


オントローロブックカバーつくってもらいました

かわいい!

2016年9月3日土曜日

ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その254


八十日間世界一蹴さんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がなんとなくつけています)


Q: ディズニーランドに行こうと誘われた時、どうやったら罪悪感を持たずに爽やかにNOと断る事が出来ますか?いつも曖昧な返事をして、相手には「あ、行きたくないんだ」と空気を読んでもらう形になってしまうので申し訳ないです。


僕は生まれてこのかた「ディズニーランドに行こう」と誘われたことが一度もないのでよくわかりませんが、なるほど、そういうこともあるんですね。僕としては「行ってくりゃいいじゃねえか」とかろやかに匙を投げてしまいたいところです。取って食われるわけでなし、たまには口笛を吹きながら蒸気船の舵をくるくる回す日があってもよさそうなもんじゃないですか?



とこう僕が言うのは何も誘ってくれる友だちがいてうらやましいからではなく、いえどちらかといえばうらやましいですけれどもそうではなく、何であれ拒絶よりも許容のほうが確実にプラスになると考えているからです。それまで避けてきた世界に飛び込むことで視野が広がるのはまちがいないし、さらに言えば心の底から楽しめる可能性も十分にある。

とはいえもちろん、人には得手不得手というものがあります。受け入れようと努めてもムリなもんはムリだし、「誰が何と言おうとあのぷりぷりした尻の動きは許し難い」というようなこともあるでしょう。僕らにはじぶんにしかわからない理由でNOを突きつける自由がある。世界を多様たらしめているのはいつだってこの「NO」です。

にもかかわらずついつい曖昧に口を濁してしまうのは、せっかく誘ってくれた相手をしょんぼりさせたくないというだけでなく、相手の好きなものを拒否することでその人自身を否定することになる、もしくはそう受け止められてしまうのではないかという心配が二の足を踏ませるからです。ですよね?

しかしだとすれば話はそれほど難しくありません。NOと言うことで相手の心がしぼんでしまうかもしれないのであれば、その分を予めふくらませておけばよいのです。ファックなのは奴らであって友人ではないこと、今ここにある友情は不変であって奴らごときに1ミリも損なわれないこと、それらもろもろの思惑をひっくるめてざっくり「あなたのことが大好きである」とこの機会に改めて表明しましょう。

実際のところそれとこれとは別であってディズニーランドに行くこととはぜんぜん関係ないような気もしますが、誰であれ好きと言われてわるい気はしないし、また嘘でもありません。そのきもちをオブラート代わりにして苦みをうまく包んであげたら、案外簡単にごくりと飲みこんでもらえるんじゃないかと僕なんかはおもいます。


A: あなたのことは大好きだけど、ディズニーはそうでもないの。




質問はいまも24時間無責任に受け付けています。

dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)


その255につづく!